2016.01.17

PICKLED OLIVES

2カ月半前の昨年11月に漬けた今年度のオリーブ。どんな漬け具合になったか、ひと瓶開けてみました。
漬け方としては、3〜4%の塩水で2週間毎日灰汁抜きしたあと、7〜8%の塩水に浸しておく方法。これで約半年以上保存できるといいます。冷蔵なら多分余裕で一年いける塩水の濃度じゃないでしょうか。教えてもらったやり方だとオイルで蓋をするのだけど、空気に触れにくくすれば良いので、保存用の塩水をひたひたに入れておきました。
さて、正直を言いますと、なんとなく試食するのをビビっていたというか。このベーシックな塩漬けは、これから自分たちでやっていこうとしているもののベースをなす、なくてはならない一品。育てているのも自分たちだし、これがしっかりできないとどの角度にも派生していかないし、この一年の行いがダイレクトに結果として現われてしまう瞬間なので、あまりこの瞬間を迎えたくないと片方の自分が思っていたのも事実です。まあ、最初からうまくいくものなんてないと知っているのに笑!
そんな気持ちのなか、妻の「ちょっと食べてみようよ!」の何気ない一言で決断は下され、「やあ」とひと粒含み噛んでみると……。結論から言うと完成までもうちょっとという感じ。噛んでいくとまだあとから強めの苦味が口のなかをおおって、まだいい感じとは程遠い。
灰汁の渋みや苦みは時間の経過とともにきっと消えていくと思うので、気にするところではないのだが、気になったのが外皮の堅さ。なんだか、たまに産直などで当たってしまう外側がこわいトマトのような食感が食べた時に感じられて、ちょっといただけない。収穫した木と収穫した日で細かく瓶を分けておいたので、今後いろいろ試してみて原因などを探っていきたい。やっぱ、ひと粒食べて、「う、うまい!」と感じられるオリーブはまだまだ先なんだろうな〜。がんばりますよ!
なんだか、新たな所信表明のような一文でした。

 

そうそう、年末に収穫があり、近くに100坪くらいの土地を借りられました。現在、誠意開墾中です。いろんな刃物(チェーンソー、刈払機、のこぎり、鉈、鎌)を駆使して、篠、つる、倒木、野バラなんかをカットして、切り開いていっています。早速バラの棘に引っ掛けてズボンが大胆に裂けました。結構大変だし時間もかかるけど、開ければ結構な本数を植えられるので気合が入ります。2月の終わりまでにどうにかしようと思っています。

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